ホテル内ランドリー「リッチモンドホテル横浜馬車道」。
日本の近代街路樹の発祥の地だと言われる馬車道(中区) 横浜。 慶応3年(1867年)、馬車道の各商店が、店の前に柳と松の街路樹を植えたのが始まりです。そんな歴史ある地域にある、リッチモンドホテル横浜馬車道のホテル内に最先端の機能を備えたランドリー設備が導入されました。
リッチモンドホテル横浜馬車道が2023年7月に行ったランドリールームの改修において、株式会社wash-plusが展開する宿泊施設向けランドリーソリューション「wash+ Comfort」を搭載したエレクトロラックス・プロフェッショナルのランドリー機器が採用されました。
今回は店舗の導入に関わられたアールエヌティーホテルズ株式会社 リッチモンドホテル横浜馬車道 総支配人の西村様、ロイヤルマネジメント株式会社の馬場様へ、宿泊施設向けランドリー「wash+ Comfort」を展開されている株式会社wash-plusの代表取締役、高梨社長と共にお話を伺い、店内をレポートします。
導入のきっかけはなんですか?
コロナから明けて旅行需要が戻りつつある中で他のホテルとの差別化をするために導入しました。2023年に入りやっと宿泊者の方の戻りつつあり、ようやく投資のフェイズに入ってきたと感じているところです。ホテル業界の中で差別化する一つとしてランドリールームをリニューアルする計画が立ち上がったことがきっかけです。
なぜエレクトロラックス・プロフェッショナルの製品を選びましたか?
業務用の耐久性と製品コンセプトが選んだポイントです。
実際、今までは別のメーカーの製品をホテル内に導入していました。そこで発生していた問題点は導入の機器の故障と、一人当たりのお客様の洗濯乾燥機の専有時間が長くなることによる「ランドリーが埋まっていて使用できない」というお声が多かったことです。故障についてはエレクトロラックスさんの製品はロイヤルグループで食洗器や厨房機器でつながりがあって、業務用としての品質には安心感がありました。洗濯乾燥機はまとめて乾燥までできるのはいいのですが、1人の方が3~4時間ほどお使いになることとなり、なかなか他の利用者の方が使いたくても使えないという状況になってしまっていました。今回は洗濯機と乾燥機を分けていることで同時にお使いいただける方も倍に増えました。導入してから3か月ほどですが、ランドリールームがいっぱいで使えなかったというお声は今のところありません(2023年10月現在)。
今までのホテルランドリーの概念を覆す「くつろぎ空間」
ホテルや旅館にあるコインランドリー。皆さまどのようなイメージをお持ちでしょうか?
台数が少ない、洗濯物があまり乾かない、洗濯中待っている場所がない、など積極的に「使いたい!」と思えるような設備ではないイメージではないでしょうか。ですが、今回リニューアルオープンしたリッチモンドホテル横浜馬車道は違います。
リニューアルしたランドリールームの特徴は以下です。
- コインランドリー(洗濯機6台、乾燥機6台、キャッシュレス支払い端末)
- 本格ダーツ
- マッサージチェア
- ラウンジスペース(冷凍食品自動販売機)
コインランドリーの台数も多く、更にダーツやマッサージチェア、ラウンジスペースの完備し洗濯の時間を無駄にしない「タイパ」の観点も考慮されていると感じます。
日本で置いているホテルランドリーの多くが縦型の洗濯機に乾燥機が上段についているタイプで、客室はとても綺麗なのにランドリールームに行くと現実に引き戻されてしまいます。そもそもホテルランドリーは非常に設備として優先順位が低く、客室を最大で作っていく中で、客室として使えないような余ったスペースに2,3台設置するというような概念でした。
そのイメージを覆すため、今回は客室3室を繋げてそのスペースをランドリールームに改修しました。空間を広く取ったことで、居心地も良くなり洗濯が終わるまで部屋の中でお過ごしいただける方も多くいらっしゃるようになりました。また、洗濯機がカーボン調のデザインで高級感が増しています。
本格的なダーツコーナー
マッサージチェア
ロイヤルホストで販売している冷凍食品も購入できる
宿泊施設向けランドリーソリューション「wash+ Comfort」
今回ランドリールームに導入した製品は株式会社wash-plusが宿泊施設向けに提供するランドリーソリューション「wash+ Comfort」。「コインランドリーwash+」の運営を通して全国で多くのランドリー運用の実績を持っており、宿泊施設向けランドリー「wash+ Comfort」はその技術を宿泊施設向けに最適化したものです。他のホテルランドリーとは一線を画す特徴がたくさん。特徴を見ていきましょう。
洗剤を使わない洗濯だから幅広い宿泊者に対応可能
wash-plusは、無色・無臭のアルカリイオン電解水「wash+ Water」を使用し、洗剤ではなくイオンの力で洗濯する特許技術を持っています。
洗剤を一切使用せずに高い洗浄・消臭力を実現し、合成化学物質も含まれないため、アトピー性皮膚炎や化学物質過敏症など肌が弱い方にも安心してご利用いただけます。すすぎで洗剤を洗い流す必要がないため、節水や汚水軽減で環境にやさしいだけでなく、洗濯時間が短くなるため顧客の”時間の有効活用”を叶える、利便性の高いランドリーです。
利用者の方から見えるように洗剤自動投入機をディスプレイ。普段隠してしまうものを見えるようにして「無色・透明」のアルカリイオン水でしっかり洗われていることが感じることができる工夫も。
スマホを活用し旅行者の利便性を向上
QRコードを読み取ることでオンライン決済が可能。キャッシュレス決済に対応しているので、顧客の利便性を高めるとともにホテルスタッフの両替の手間を軽減し、フロント業務の工数軽減にも繋がります。
各種クレジットカードからキャリア決済、PayPayなどのQRコード決済まで幅広く対応しています。お財布いらずでスマートに。
多言語表記でインバウンド対策とスタッフの負担軽減を実現
設置されたタッチパネル式タブレットではワンタッチで日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)に表示を切り替えられるため、海外からのお客様にも簡単にお使いいただくことができ、ホテルスタッフの負担軽減につながります。
言語は日本語、英語、韓国語、中国語に対応しています。
水資源の保護で持続可能な社会に貢献
洗剤を使わないため、従来の機器と比較して約30%少ない水量での洗濯を実現。水の使用量の削減、クリーンな排水による環境負荷の低減につながり、設置するだけで水資源の保護を実現しSDGsへの貢献度が高まります。今後も時代の変化に合わせて新たな機能を追加していく予定です。
宿泊施設向けランドリー「wash+ Comfort」:https://wash-plus.co.jp/comfort/
洗剤、柔軟剤を使わないことをPOPでもアピール。
まとめ
旅行サイトの口コミで「コインランドリールームが特に感動!」「洗濯を待つ間に無料でダーツが楽しめる!」など、実際お使いいただいたお客様からの嬉しい声も投稿されており、早くも導入の結果が出始めているのでは感じました。日本として今後訪日外国人観光客を2030年までに6,000万人まで増やすと計画している中で、多くの観光客を受け入れるホテルが更に増えていくことは間違いありません。ただその中で今までは忘れ去られがちなホテルのランドリールームのイメージが少しでも変わり、ホテルを決めるポイントの1つになっていただく事例をこれからも紹介していきたいと思います。今回は取材のご協力、誠にありがとうございました。
リッチモンドホテル横浜馬車道
住所:神奈川県横浜市中区住吉町5丁目59
URL:https://richmondhotel.jp/yokohama/
JR「関内駅」北口セルテ側より徒歩5分
みなとみらい線「馬車道駅」5番出口より徒歩5分
市営地下鉄(ブルーライン)「関内駅」9番出口すぐ前
株式会社wash-plus(ウォッシュプラス)
住所:〒279-0004 千葉県浦安市猫実1-9-5
URL:http://wash-plus.co.jp/
宿泊施設向けランドリー「wash+ Comfort」:https://wash-plus.co.jp/comfort/
営業担当:赤羽 文責:大久保
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