この状況だからこそ生まれた、サードウェーブコーヒーの流れを汲む本格カフェ
本格的に冷え込み始めた冬場、そのカフェの扉を開けると、暖かくにぎわう、広々とした空間が目の前に広がりました。まず目に入るのは、本格的な自家焙煎機。アメリカ・カリフォルニアのサードウェーブでも最も評価が高いとされる「フォーバレルコーヒー」にインスパイアされたというこのMITARU COFFEE(ミタル・コーヒー)は、自家焙煎コーヒーはもちろんのこと、フード、使用する機器、店内のインテリアまで、こだわり抜いてつくられています。
「横丁」になるはずだった場所をカフェで再生
MITARU COFFEEの、この奥行きのある広々としたスペース、実はもともとたくさんのお店が集まった「所沢横丁」として開業するはずの場所でした。しかし、新型コロナの影響で業態の変更を余儀なくされます。オーナーである株式会社move代表取締役・河井俊輔さんがたどり着いたのは、コロナ禍でも比較的ビジネスが順調と思われるカフェでした。
MITARU COFFEEでは、ステイホーム期間中に河井さんが200種類以上のコーヒーを飲み比べてたどり着いたという、コロンビア、ウガンダ、インドの3カ国のブレンドを提供しています。3種類のコーヒーを、3つの樽で。MITARUという名前は「3樽」という意味もありますが、コロナ禍でいつもの生活が一変した今だからこそ、ありふれた日常の大切さに気づいていく中で、このカフェの存在がひとりひとりの心が「満ちる」助けになるように、という意味も込められています。
こだわりの空間に 『映える』 スピーデライト
年末のオープンから客足が途絶えないMITARU COFFEEのこだわりは、コーヒーだけではありません。店内では、こだわりのオリジナルホットサンドを3種類提供していて、カウンターに設置された次世代型ハイスピード・ホットサンドメーカー「スピーデライト」が、絶えずお客様のオーダーに応えつづけています。
カリフォルニアの「フォーバレルコーヒー」に憧れていたという河井さんは、店内に設置するもの、ひとつひとつのデザインと機能に強いこだわりを持って選んだといいます。
「スピーデライトは、やっぱりかっこいいですよね。まさに『映え』ます。2台置いて正解でした」(河井さん)
河井さんとスピーデライトの出会いは、MITARU COFFEEのシェフである宮崎政喜さんからシェアされた動画でした。「ロンドンにあるカフェ・ネロの動画を見せられて。スピーデライトが6台、バーっと並んで、それが絶えずパカパカ調理をしてるんですよ。まるで映画の『バック・トゥー・ザ・フューチャー』みたいで、かっこよかったですね」
2台設置しているのは、作業効率を上げるという理由もあります。こちらのカフェでは、ホットサンドの調理のほかに、モーニングで提供しているトーストや、マフィンのあたためにもスピーデライトを活用しているため、複数台設置していたほうが、お客様を待たせることがなく、スタッフが余裕を持ってオペレーションに当たることができるといいます。
カフェで提供されているホットサンドのうち、一番の人気メニューは「MITARU サンド」。3日間かけて熟成させた自家製のポークパストラミとチェダーチーズがたっぷり3層に挟みこまれたホットサンドで、スピーデライトで加熱するとチーズが溶けだして絡みあい、たまらない美味しさに仕上がります。ホットサンドの種類は現在3つで、今後はもっと増やしていく予定です。
これからは、地域の交流の場所に
「今後は、(状況をきちんと見てしっかりと対策をしながら)落ち着いたら店頭でのマルシェやワークショップなどを積極的に開催して、地域のコミュニティスペースのような場所作りをしていきたいですね。カフェは、人が集まる場所ですから。」(河井さん)
“Why Electrolux?”
河井俊輔さん – オーナー
「スピーデライトは、やっぱりかっこいいですよね。まさに『映え』ます。2台置いて正解でした。」
設置機器:
- スピーデライト 2台