大物洗いから日常使いまで対応。併設のおしゃれなカフェで、ゆったり寛ぎの時間を。
シンプルで清潔感のあるランドリーと、開放感があって居心地のいいおしゃれなカフェが併設された『CALIFORNIA LAUNDRY CAFE&CO.』。
自分がやって楽しく、「近くにあればいいのに」と自分が思えるサービスを提供したい、と語る藤田社長に、経営のきっかけや取り組み、今後についてなど、うかがいました。
Q1.経営のきっかけについて教えてください。
現在、大阪で不動産業を営んでいますが、不動産以外の、設備投資の必要な事業にチャレンジしてみたい、と思ったのが始まりでしょうか。言い方はちょっと極端ですが、不動産物件への投資よりも手間がかかり、複雑なサービス業の方に面白みを感じたのかも知れません。事業家としての自分自身への投資、という意味合いもあります。
また、福知山という土地は年間の雨量が多く、日射量が少ないエリアで、このサービスは忙しい主婦の手助けになるとも思いました。ただ、従来型のランドリーでは面白くないので、ちょっとおしゃれをして出かけたくなるような、これまでにないランドリーショップを作りたかったのです。
Q2.エレクトロラックス・プロフェッショナルを選んだ理由について
私は普段からシンプルなデザインが好きで、家電製品でもデザインが気に入って購入することが多いのですが、ふと気付くと身の回りにエレクトロラックス・プロフェッショナル社の製品がとても多かったんですね。国内外含めて、他社製品もたくさん検討させていただきましたが、やはりデザイン面でエレクトロラックス・プロフェッショナル社のものが最も気に入りました。
24時間のケータイへの通知対応や他にも利便性の高いサービスを提供してくれるところなどもありましたが、自分がこだわる「空間づくり」により重要なファクターとなるデザイン、ルックスで判断しました。ここは郊外型店舗でもあり、メインターゲットは主婦。過剰な利便性は不要、という判断もありました。
Q3.経営してみての感想などについて
新店舗を出す時に皆さん感じられることだと思いますが、店が町になじむための時間、周知いただくための時間、というものが必要です。その土地の特性や住んでいる方々の気質などに、うまくマッチしていくことが重要だと感じます。
ここは歴史もある郊外の町ですし、特有の「新しいものに対する敷居の高さ」もあり、「知っているけど」「興味はあるけど」の次の一歩に対する慎重さがあります。ですから、開業からの約9カ月、まず、一度実際にご来店いただくことに注力してきました。
ランドリーサービスというのはお客様の暮らしに密着しているため、むやみに踏み込み過ぎてはいけない、親切の押し売り的なサービスもダメで、お客様との距離の取り方が微妙です。でも、お困りごとには進んで役立つことも必要で、そこに難しさもやりがいもあります。カフェも併設しているため、特に清潔感を大切にし、社員との意識の共有にも努めています。
Q4.利用者に認知していただくための活動について
先にもお話した通り、地元の方々に知っていただき、一度でもご来店いただくことが重要で、ネットよりも折り込みチラシの活用や地元のイベントへの参加に努めています。特に、月1回の地元商店街のイベントに出店してサービスチケットを配るなど、来店誘導には力を入れています。まずは、一人でも多くの方に店に足を運んでいただき、この空間を体験していただきたいと思っています。特に、地元の年配の方、主婦の方などに来ていただけるのはとても嬉しいですね。
Q5.利用者の声について
「こういうのを待ってた!」というお声を多くいただいて、とても励みになります。おしゃれでゆったりしたカフェで寛げて、ランドリーとはベストマッチングだと評価してくださるお客様もおられます。もちろん、食べ物の匂いが併設のランドリーに流れ込まないように、当初から空気の流れのコントロールには万全を期しています。
また、週末には遠方からお越しいただくお客様も多く、静岡や和歌山、加古川などからも来てくださり、お土産として店内で販売しているオリジナルのTシャツやトートバッグを買って帰る方も結構おられます。
Q6.オープン前後のエレクトロラックス・プロフェッショナルのサポートについて
いろいろ検討している時に、エレクトロラックス・プロフェッショナル社のセミナーで製品やサービスなど詳細を勉強できました。また、先日は細かい修理のお願いをしたのですが、翌日にはかけつけてくださり、サポートが早いです。メニュー表示や店舗レイアウト、デザインなどについても、自由にやらせていただけていますし、現状、サービスやサポートには何も不満はありません。
Q7.今後の展開について
まだ、あまり何も決めていないというのが正直なところで、「この店舗のことを、もっと皆さんに知ってもらうためにはどうするか?」が目の前の課題です。
このランドリーもカフェも、いかにお客様に楽しんでいただけるか、寛いでいただけるか、にこだわった空間づくりをし、コーヒー豆はフェアトレードのものを使い、食材や衣類雑貨商品でも、ナチュラルで健康的なものにこだわっています。
きれいごとと言われるかもしれませんが、私自身としては、お客様はもちろん、お取引先、食材や原料の生産者に至るまで、事業に関わるすべての人が楽しかったり、嬉しかったり、ちょっと幸せを感じられるような仕事をやりたいと思ってきました。
ビジネスですから、儲からないと存続できない、というのも事実ではありますが、今の自分の年齢からいっても、店舗の売り上げで投資資金を早く回収することよりも、まずは次への挑戦の資金に回して、地域の活性化だったり、地元の人たちに喜んでいただけるサービスだったり、地球と人にやさしいものづくりなどにも取り組んでいきたいと思っています。