ウッドヘイ酪農場はエレクトロラックス・プロフェッショナルのサポートにより衛生管理の強化とコスト削減に成功しています
ウッドヘイ酪農場は、年間600万リットル以上の牛乳をイギリスの大手スーパーマーケットチェーンに納品しています。毎日600頭以上の牛を搾乳するため、ウッドヘイ酪農場では64台の高速搾乳機を使って搾乳工程のほとんどを自動化しています。
衛生管理のため搾乳前に行う重要なことは、1頭1頭の牛の乳頭を効率的に清拭し、バクテリアの繁殖と乳腺や乳房の炎症を引き起こす乳房炎のリスクを最小限にすることです。乳房炎等の発生率を抑えることは酪農場の経営にとっても非常に重要で、それにより販売する牛乳の価値を高めることに繋がるのです。
酪農場では1日3回の搾乳をするため、乳頭清拭布を頻繁に交換しなければなりません。
使い捨てクロスを使用している牧場では、1回の搾乳で500枚ものクロスを使用しており、毎月800ポンド(約11万円)以上のコストがかかるばかりか大量の廃棄物を出しています。
ウッドヘイ酪農場のオーナー、ポール ロビンソン氏は、アメリカを訪問中に、搾乳前の乳頭清拭に再利用できる布が使用されていることを知り、GEAファームテクノロジーに相談しました。GEAファームテクノロジーは、酪農業におけるコスト効率化のための技術的革新、大西洋の国々で使用されている持続可能なシステムの構築と実現に貢献する世界的なリーディングカンパニーです。GEAファームテクノロジーは、乳頭の衛生と状態を損なうことなく、コストを大幅に削減する再利用清拭布の導入を実現可能にするエレクトロラックスの業務用ランドリー機器を紹介しました。
GEAファームテクノロジーとエレクトロラックスの連携により、ウッドヘイ酪農場はエレクトロラックスの業務用洗濯機W5180Sを導入しました。20kg洗濯機と専用プログラムを用いたソフトウエアにより、乳頭清拭布の再利用を完全に実現しました。清拭布を洗濯機に入れるだけで、専用に開発されたプログラムによる熱水洗浄殺菌が可能です。90度以上の熱水洗浄による特別な殺菌プログラムで乳房炎を引き起こす菌の繁殖を抑えることができます。また、残留水分管理機能により清拭布に適度な水分を残すことができます。
乳頭清拭布の再利用に加え、W5180Sは洗濯量を自動計量し、重量に応じて洗濯水量を自動調整する機能が搭載されており、さらにコスト削減を可能にしました。この機能は、洗濯量が最大処理量に満たない場合にもかなりのコスト削減となります。
更なる利点として、世界初でありかつ唯一のHACCPインターナショナルの認定を受けたランドリー機器メーカーとしてのエレクトロラックスの地位が、日用消費財企業の主要なサプライヤーとして食品安全基準を遵守する酪農場からの信頼を確かなものにしています。