2016年ニューヨーク・ブルックリンにできた「サンシャインコインランドリー」は、ピンボール23台とアートギャラリー、そしてクラシックな洗濯機と乾燥機からなるコインランドリーとして改装オープンしました。
マンハッタンアヴェニュー860に位置するこのコインランドリーは、ニューヨークタイムズにも取り上げられました。
以前はごく普通のコインランドリーとして、人々の洗濯の役割を担っていました。しかし2004年、この周辺に「バーケード」(バーとアーケードゲームが融合したもの)がオープンし、成功したことで、今回の改装に至りました。
コインランドリー経営としては、かなり逸脱したアイデアのように感じますが、バーケードやアートを融合させることで、流行に敏感なニューヨーカー達を呼び込もうという狙いです。
洗濯を待ちながらピンボールやお酒を楽しめる
バーケードとコインランドリーが一つ屋根の下に共存しているため、顧客は自分の洗濯を待ちながらバーでお酒やアーケードゲームを楽しむことが可能です。また、アートギャラリーを眺めることもできます。
さらに、サンシャインコインランドリーでは、オリジナルTシャツの販売などもしています。
慈善事業
サンシャインコインランドリーは、病院へのピンボール台の寄付や、がん患者のための基金にも力を入れています。また、貧困の人々への食事支援もしています。
イベントスペース
様々なイベントが開催されており、そのためのスペースも確保されています。パーティ会場として利用することも可能です。
コインランドリーにバーカウンターやアーケードゲームというミスマッチな組み合わせですが、ゲームやその他のアーケードスタイルのマシンを設置することは、コインランドリー経営者にとって新しいビジネスチャンスかもしれません。
何故なら、米国中に拠点を置くアミューズメント施設は、年間売り上げ数十億ドルにも上るからです。
事実、一部のコインランドリー所有者は、アーケードゲームでの収益の割合が、飲料やスナックの自動販売機よりも高く、アーケードゲームでの割合が6割に上ることを報告しています。
そのため、コインランドリーとゲームマシンを同じ場所に設置することで、増収や新規顧客獲得に繋がります。
「場所」が鍵となりますが、家族が多く訪れるコインランドリーでは、暴力的なゲームやシューティングゲームを除き、家族全員で楽しめる機器を備えることが有益であるといえます。
参考サイト
Brooklyn Now Has Its Own Laundromat Pinball Emporium And Art Gallery Under One Roof(Vending times)
Sunshine Laundromat & Pinball(homepage)
Planet Laundry(homepage)