コインランドリーで洗濯・乾燥をすると、終わるまで待つことになります。待ち時間中は、店舗を離れることも可能です。しかし、待ち時間がわからない場合は、安心して外出ができないでしょう。
本記事では、コインランドリーの待ち時間の目安や、過ごし方を解説します。順番待ちの時間を減らすため、利用しやすい時間帯も掲載したので、ぜひ参考にしてみてください。
コインランドリーで洗濯・乾燥をする際の待ち時間
コインランドリーの洗濯・乾燥にかかる時間は、洗うものによって変わります。日常的に着る衣類なら合計1時間程度、布団やカーペットなどの大きいものなら2時間程度かかることもあるでしょう。
待ち時間の目安を以下にまとめたので、過ごし方を考える参考にしてみてください。
衣類の洗濯・乾燥は1時間程度
日常的に着る衣類の洗濯は、およそ1時間で終わります。洗濯と乾燥にそれぞれ30分ずつ、合計で1時間です。次に、コインランドリーで衣類を洗濯・乾燥する工程ごとに、所要時間の目安をまとめました。
工程 | 所要時間の目安(4人家族1日分の洗濯) |
洗濯機の選定・料金の準備 | 5分 |
洗濯 | 30分 |
乾燥機へ移動 | 5分 |
乾燥 | 30分 |
衣類の取り出し・仕上げ | 5~30分 |
合計 | 75~100分 |
洗濯や乾燥の時間以外にも、洗濯機の選定や、乾燥機に移動させる時間が必要です。また、洗濯物をコインランドリーでたたむ場合は、最大30分ほどかかるでしょう。
待ち時間の途中でコインランドリーに戻りたくない場合は、洗濯乾燥機を使うのがおすすめです。洗濯機から乾燥機に移動する手間がないため、1時間ほど店舗を離れられます。
【種類別】洗濯・乾燥にかかる時間の目安
洗濯するものによっては、待ち時間が長くなります。次の表に、種類別の所要時間の目安をまとめたので、参考にしてみてください。
洗濯物の種類 | 所要時間の目安 | 料金(洗濯・乾燥込み) |
衣類 | 60分 | 500~800円 |
毛布 | 60~70分 | 1,100~1,200円 |
掛け布団 | 80~90分 | 1,400~1,500円 |
こたつ布団 | 90~110分 | 1,800~2,200円 |
羽毛布団 | 100~110分 | 1,400~1,500円 |
カーペット | 80~90分 | 1,400~1,500円 |
靴 | 40~60分 | 300~400円 |
布団やカーペットの洗濯には、1〜2時間必要です。分厚く大きな洗濯物は大量の水分を吸収するため、乾燥するまでに時間がかかります。サイズによっては、乾燥に1時間以上かかるケースもあるでしょう。
また、布団やカーペットなどの場合、しばらく乾燥したらいったん取り出して、裏返すことも大切です。乾燥機の温風は裏側に届きにくいので、適度に裏返しながら乾燥する必要があります。店舗で待つことになるので、店舗を離れるのは難しいでしょう。
掲載した洗濯・乾燥の時間は、あくまで目安です。最初から料金をすべて入れずに、少しずつ足すとよいでしょう。
コインランドリーの所要時間については、別記事で詳しく解説しています。
コインランドリーの所要時間はどのくらい?待ち時間の過ごし方も解説
店舗を離れてもOK!待ち時間の過ごし方6選
コインランドリーの待ち時間は、次のように過ごすのがおすすめです。店舗を離れる場合・離れない場合の両方を解説します。
- 本・雑誌を読む
- スマホを使う
- 買い物・外食をする
- カフェで過ごす
- 勉強・仕事に充てる
- 銭湯を利用する
本・雑誌を読む
コインランドリーの待ち時間は、読書にうってつけです。店舗を離れられない場合、洗濯と乾燥をまとめて1〜2時間程度の待ち時間が発生します。忙しくて読めていない小説や、気になる雑誌を読むのに最適でしょう。
かさばる本を持っていきたくない場合は、文庫本を選ぶのがおすすめです。電子書籍を利用して、漫画を一気に読んでもよいでしょう。
また、コインランドリーの店舗には、雑誌や小説・新聞が置かれていることもあります。購読していない雑誌や、普段手に取らない本との出会いがあるかもしれません。
スマホを使う
持ち物を増やしたくない場合は、スマホで時間をつぶすのがおすすめです。スマホに保存した映画や音楽を楽しんだり、ゲームをしたりできるでしょう。
近年は、店内でスマホを使う利用者のため、無料Wi-Fiやコンセントを設置しているコインランドリーもあります。スマホの充電が少ないときの、心強い味方になるでしょう。また、通信量を気にせずスマホを使えるため、安心して動画を視聴できます。
ただし、店内での通話やオンライン会議への参加は、他の利用者に迷惑をかけるため控えましょう。
買い物・外食をする
スーパーやショッピングモール併設のコインランドリーなら、待ち時間中に買い物や食事を楽しめます。銀行や郵便局などに用事がある場合は、待ち時間中に済ませることも可能です。
ただし、午前中や昼時などは、スーパーのレジや飲食店が混みがちです。待ち時間中に用事が終わらない恐れもあるので、混雑する時間帯は避けましょう。洗いあがった洗濯物を放置していると、コインランドリーの利用者に迷惑がかかります。
カフェで過ごす
コインランドリーの待ち時間中は、カフェで過ごす方も多くいます。コーヒーや紅茶が好きな方はもちろん、待ち時間をゆっくりと過ごしたい方にもおすすめです。本格的な飲み物を楽しんだり、軽く食事をしたりするのもよいでしょう。
また、コインランドリーに無料Wi-Fiやコンセントがない場合は、カフェでそれらを利用できる点もメリットです。キャッシュレス決済をしたい場合も、カフェでスマホを充電しておくと安心できます。
近年は、コインランドリーの店舗に併設されたカフェも増えてきました。長く感じがちな待ち時間も、本格的なコーヒーがあれば、リラックスして過ごせるでしょう。
勉強・仕事に充てる
コインランドリーの待ち時間は、勉強や仕事にも最適です。カフェやファミリーレストランなどを利用すれば、集中して勉強や仕事に打ち込めるでしょう。
学生なら課題やレポート、社会人なら資格の勉強といったことに時間を使うのがおすすめです。また、リモートワークができる会社に勤めていたり、フリーランスの仕事をしていたりする方は、仕事に充ててもよいでしょう。待ち時間中の仕事で、コインランドリー代が稼げるかもしれません。
コインランドリーの店舗で、勉強や仕事をするのは、基本的にマナー違反です。とくに、設置された机を使うのは避けましょう。
銭湯を利用する
銭湯に併設されたコインランドリーなら、洗濯の間に銭湯を利用するとよいでしょう。古くから営業している銭湯には、高確率でコインランドリーが併設されています。入浴前に洗濯機や乾燥機を回しておき、出た後に回収するのがおすすめです。
また、銭湯でゆっくりと過ごしたい場合は、洗濯乾燥機を使いましょう。途中で洗濯物を移動させる手間がないので、サウナや休憩所で過ごす際は、洗濯乾燥機を選んでみてください。
ただし、利用者の中には、同じことを考える方もいます。洗濯乾燥機は埋まっていることも多いので、使用できたらラッキー程度に考えましょう。
コインランドリーの待ち時間を短縮する4つのコツ
コインランドリーの待ち時間を減らしたい方向けに、時間短縮のテクニックをご紹介します。洗濯や乾燥の時間を短縮するには、次の方法を試してみましょう。
- 洗濯だけ自宅で済ませる
- 乾いたバスタオルを入れる
- 適切なサイズの乾燥機を選ぶ
- 衣類が多いときは分ける
洗濯だけ自宅で済ませる
自宅に洗濯機がある方は、洗濯だけ自宅で済ませると、コインランドリーでの待ち時間を短縮できます。事前に洗濯を済ませると、コインランドリーでは乾燥機だけ使うことになるためです。
自宅の洗濯機を使う方法では、コインランドリーの滞在時間を30~40分短縮できるでしょう。コインランドリーで過ごす時間は、乾燥が終わるまでの30分間だけになります。また、洗濯機を使わない分、料金を節約できるのもポイントです。
乾いたバスタオルを入れる
乾燥機を使う際は、乾いたバスタオルを入れましょう。バスタオルは濡れた洗濯物から水分を吸収するため、通常より短時間での乾燥が可能です。
水分を吸ったバスタオルも、洗濯物と一緒に温風を受けるため、再び乾燥していきます。このように水分の吸収と乾燥が繰り返されるため、洗濯物だけを入れるより乾燥が早く終わる仕組みです。
コインランドリーで乾燥機を使う際は、乾いたバスタオルを1〜2枚持っていくと、10分程度早く乾かせます。洗濯物が多い場合は、バスタオルの枚数を増やしてみましょう。
適切なサイズの洗濯機・乾燥機を選ぶ
洗濯物の量によって、使うべき洗濯機・乾燥機のサイズは変わります。料金を入れる前に、洗濯機や乾燥機に洗濯物を入れてみましょう。洗濯物を入れた際に、扉のラインを超えていないかを確認してみてください。
ライン以上の洗濯物を入れた場合、十分に洗濯や乾燥できない恐れがあります。とくに、乾燥機に洗濯物を入れすぎると、温風がすみずみまで行きわたりません。かえって乾燥に時間がかかるため、最初から大きめサイズの乾燥機を選ぶのがおすすめです。
小さいサイズの洗濯機・乾燥機に、ムリに洗濯物を詰め込むと、故障するリスクもあります。このような場合、賠償を請求されるリスクもあるので、洗濯機・乾燥機のサイズは余裕を持って選びましょう。
衣類が多いときは分ける
洗濯物が多い場合は、複数の洗濯機・乾燥機を同時に使いましょう。複数の機器を同時に使うことで、待ち時間が短くなる可能性もあります。
一度に大量の衣類を洗濯したい場合や、掛け布団と敷布団を同時に洗いたい場合などは、複数の機器を同時に使うのがおすすめです。ひとつの機器にむりやり詰め込むと、故障のリスクがあります。
ただし、複数の機器を同時に使えるのは、コインランドリーが空いている時間帯のみです。混雑中に複数の機器を使うと、利用者に迷惑がかかります。
コインランドリーを利用しやすい時間帯
コインランドリーが空いている時間帯・混んでいる時間帯は、次の通りです。
- 18時~21時が狙い目
- 午前中や深夜は混んでいることも
18時~21時が狙い目
コインランドリーが空いている時間帯は、18時〜21時の夕食時です。メインの客層である主婦は食事の支度をする時間帯、社会人は仕事や帰宅の時間帯と重複しています。
また、朝8時までの早朝も狙い目です。家で身支度をする人が多い時間帯なので、コインランドリーの利用者も少ないでしょう。
コインランドリーは、洗濯物の乾きが悪い梅雨時に混雑しやすくなります。混み具合によっては、1時間以上待つことになるので、積極的に空いている時間帯を狙いましょう。
午前中や深夜は混んでいることも
コインランドリーが混雑する時間帯は、午前中と深夜です。午前中は主婦層が洗濯をする時間帯なので、利用客が多くなります。
街中に人が少なくなる深夜帯には、コインランドリーが空いているイメージをもつ方もいるでしょう。しかし、実際は仕事終わりの社会人が利用するため、意外に混んでいます。
待ち時間なく、スムーズにコインランドリーを利用したい場合は、このような時間帯を避けましょう。
待ち時間に守るべきマナー3選
コインランドリーの待ち時間中は、次のマナーを守りましょう。
- 洗濯物を放置しない
- 洗濯以外の用途で机を使わない
- 店内で飲食しない
洗濯物を放置しない
洗濯や乾燥が終わった洗濯物を放置するのは、マナー違反です。待ち時間に外出するのは構いませんが、洗濯機や乾燥機の運転が終わるまでに戻りましょう。
洗濯物を放置すると、順番待ちをしている人が利用できなくなります。店舗によっては、運転が終わった洗濯機や乾燥機は、勝手に開けてよいルールもあります。洗濯物を他人に見られたくない場合は、時間通りに戻るか、店舗で待ちましょう。
洗濯以外の用途で机を使わない
コインランドリーの机を、洗濯以外の用途で使うのはNGです。机でパソコンを開いたり、読書したりすると、洗濯物がたためなくなります。
コインランドリーの待ち時間中に勉強や仕事をしたい場合は、カフェのような場所に行くのがおすすめです。静かなカフェなら、コインランドリーの店舗より集中できるでしょう。
店内で飲食しない
コインランドリーの店内は、飲食禁止です。洗濯をする施設なので、室内の環境は清潔に保つ必要があります。飲食をすると食べカスを落としたり、臭いが移ったりするリスクがあるので、店内では控えましょう。
また、店内での喫煙もNGです。洗濯物にタバコの臭いが付くと、簡単には落ちません。せっかくキレイになった洗濯物を台無しにしないため、飲食や喫煙の際は店舗を出ましょう。
まとめ:コインランドリーの待ち時間を有効に使おう
コインランドリーを利用する間は、店舗を離れることが可能です。一般的な衣類の洗濯・乾燥には1時間程度かかるため、待ち時間の過ごし方を考えておきましょう。
店舗を離れない場合は、読書したりスマホを使ったりするのがおすすめです。洗濯物を見られたくない場合は、店舗で待った方がよいでしょう。店舗を離れる場合は、買い物やカフェ、仕事などの過ごし方が考えられます。
コインランドリーの待ち時間は、好きなことに活用できる時間です。マナーを守って、待ち時間を有意義に過ごしてみてください。