毛布はコインランドリーで洗える?洗い方や料金・時間の目安を紹介

「毛布はコインランドリーで洗えるのかな?」

「毛布を洗うのにいくらかかるの?」

このような疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。

毛布はコインランドリーで洗えます。ただし、正しい洗い方を把握していないと、きれいに洗えない可能性があるでしょう。

そこで本記事では、コインランドリーでの洗濯に失敗しないために以下の4点を紹介します。

  • コインランドリーでの毛布の洗い方
  • 洗濯乾燥の時間・料金
  • コインランドリーで毛布を洗うメリット
  • 毛布の洗濯で失敗しないポイント

本記事を読むと、コインランドリーでの洗濯と乾燥で失敗しなくなり、ふわふわな毛布を使い続けられます。

毛布の洗濯でお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。

毛布はコインランドリーで洗える

毛布はコインランドリーで洗える

コインランドリーで毛布は洗えます。ただし、毛布によっては洗えないケースがあるため、正しい洗い方を把握しておくことが重要です。

本章では、毛布をコインランドリーで洗濯する際のポイントを2つ解説します。

  • 毛布の洗濯表示を確認する
  • 洗濯機・乾燥機のサイズを確認する

それぞれ見ていきましょう。

毛布の洗濯表示を確認する

毛布をコインランドリーで洗う際には、洗濯表示を確認しましょう。洗濯表示とは、衣類の洗濯や乾燥、アイロンがけなどのやり方を示す記号です。

以下は消費者庁が定める洗濯表示の一覧です。

洗濯表示一覧出典:消費者庁|衣類の「取扱表示」

たとえば、タンブル乾燥の「高温80℃まで」という記号が記されていると、その衣類は80℃までの乾燥に耐えられます。

衣類のタグには複数の洗濯表示が記されており、その条件下でのみ洗濯・乾燥を行えます。

毛布を傷めないためにも、洗う前に洗濯表示を必ず確認しましょう。

洗濯機・乾燥機のサイズを確認する

毛布を洗う前に、洗濯機・乾燥機のサイズを確認する必要があります。

洗濯機・乾燥機のサイズに合う毛布の枚数(容量)でなければ、洗剤を全体に行き渡らすことができず、きれいに洗えない可能性があるためです。

洗濯機・乾燥機に入れられる容量は、洗濯機器に表示されています。ただし、洗濯機器により容量は異なるので一概にはいえません。

以下に一般的な洗濯機器の容量に対する毛布の枚数をまとめましたので、参考にしてみてください。

洗濯機器の容量 毛布の枚数
8〜10kg 1枚
14kg 2枚
20kg 3枚
28kg 4枚

コインランドリーでの毛布の洗い方

コインランドリーでの毛布の洗い方

コインランドリーでの毛布の洗い方がわかると、きれいな仕上がりにできます。洗い方の流れは以下の通りです。

  1. 毛布のほこりを落とす
  2. 毛布を洗濯ネットに入れる
  3. 洗濯機に毛布を入れて洗う
  4. 乾燥機に毛布を入れて乾かす

それぞれ順番に解説します。

1. 毛布のほこりを落とす

毛布を洗う前にほこりを落とすようにしましょう。

ほこりがある状態で洗濯すると、水に濡れて毛布にこびりついてしまう可能性があります。

毛布を叩いてほこりを落としたり、掃除機で吸って除去したりしてください。

ほこりを丁寧に取っておくと、洗濯後に毛布がきれいに仕上がります。

2. 毛布を洗濯ネットに入れる

毛布のほこりを取ったら、洗濯ネットに入れることがポイントです。

洗濯ネットなしで洗濯機に入れると、摩擦やねじれにより、毛布を傷めてしまう可能性があるためです。また、洗濯槽の隙間に毛布が挟まると、洗濯機の破損につながります。

なお、洗濯ネットに毛布を入れると、洗濯槽の中で絡まりづらくなり、汚れが落ちやすくなります。

3. 洗濯機に毛布を入れて洗う

洗濯ネットに毛布を入れたら、次は洗濯機に投入しましょう。

このときのポイントは、以下の2つです。

  • 洗濯機の容量をチェックする
  • 専用コースを選ぶ

まずは洗濯機の容量・サイズと毛布の枚数(重さ)が合っているかをチェックしましょう。

洗濯機の容量・サイズと毛布の枚数が合っていないと、しっかりと洗えず、汚れを落としきれない可能性があります。

また、洗濯機によっては、毛布コースや手洗いコースなどが搭載されています。

毛布を傷つけないように優しく洗えるため、専用のコースが搭載されている洗濯機を使用する場合は選んでみましょう。

4. 乾燥機に毛布を入れて乾かす

洗濯機で毛布を洗い終わったあとは、乾燥機に入れて乾かす必要があります。

このときも乾燥機の容量・サイズと、毛布の枚数が合っているかを確認してください。

乾燥機に対して毛布が重すぎると、温風が行き渡らず生乾きになってしまう可能性があります。

また、乾燥機が毛布を乾かす温度も確認しましょう。洗濯表示に記されている温度より高いと、毛布を傷めてしまいます。

毛布を乾燥させる場合は、60℃ほどが適温です。

毛布をコインランドリーで洗うときの時間・料金

コインランドリーで洗うときの時間・料金

毛布をコインランドリーで洗うときの時間・料金を紹介します。

洗濯・乾燥の時間と料金がわかると、コインランドリーを利用する際に、お金が不足することがなくなるでしょう。

ただし、時間と料金は地域やメーカー、サイズによって異なります。

そこで本章では、一般的な時間・料金を解説します。

洗濯時間・料金

コインランドリーで毛布を洗う場合、洗濯時間・料金の目安は以下の通りです。

  • 時間:30〜40分ほど
  • 料金:500〜600円ほど

ただし、時間と料金もコインランドリーによって異なります。

また、上記は毛布1枚を想定した時間と料金になります。

2〜3枚の毛布を洗濯する場合は、時間が長くなり、料金は高くなることがほとんどです。

乾燥時間・料金

コインランドリーで毛布を乾燥する場合、時間・料金の目安は以下の通りです。

  • 時間:50分ほど
  • 料金:600円ほど

上記の時間と料金は、毛布1枚を想定しています。

毛布に使われるポリエステルやアクリルは乾燥しやすい素材です。そのため、乾燥時間は1時間以内で済みます。

自宅で干す場合は、真夏でも2〜3時間ほどかかるため、コインランドリーで乾燥したほうが効率的といえるでしょう。

毛布をコインランドリーで洗うメリット

毛布をコインランドリーで洗うメリット

毛布をコインランドリーで洗うメリットを4つ紹介します。

メリットは以下の4つです。

  1. ダニの除去につながる
  2. 除菌・消臭が期待できる
  3. クリーニングより早い
  4. 毛布がふわふわな仕上がりになる

なぜ、コインランドリーを利用したほうがよいのかを解説していますので、順番にご覧ください。

1. ダニの除去につながる

毛布をコインランドリーで洗濯するメリットは、ダニを死滅させられることです。

ダニが繁殖すると、肌を刺されてアレルギーや感染症の原因になり、健康被害を及ぼす可能性があります。

そのため、乾燥機でダニを除去することが大切です。ダニは50℃程度の温度で20〜30分ほど乾燥させると死滅します。

冬〜春の天日干しだと温度が高くても20〜25℃ほどにしかならないため、ダニを除去できません。

そのため、冬〜春には乾燥機で毛布を乾かしましょう。

参考:福島県|ダニを増やさないために

2. 除菌・消臭が期待できる

コインランドリーで毛布を洗うメリットの2つ目は、除菌・消臭が期待できることです。

まず、毛布を乾燥機にかけると、雑菌を死滅させられます。天日干しだと雑菌を完全に駆除することは難しいですが、乾燥機ならば可能です。

そして、雑菌を駆除できると生乾き臭を消すことも期待できます。生乾き臭の原因は、皮脂汚れや水分を食べて繁殖する雑菌が出す排出物だからです。

コインランドリーで毛布を乾燥させることで、除菌と消臭を同時に行えます。

3. クリーニングより早い

コインランドリーでの毛布の洗濯には、クリーニングより早いというメリットがあります。以下にコインランドリーとクリーニングで、毛布の洗濯にかかる時間を比較しました。

  • クリーニング:2〜3週間ほど
  • コインランドリー:1.5時間ほど

地域や店舗によって洗濯の時間に細かな違いはありますが、おおむね上記の通りだといえるでしょう。

コインランドリーだと自分で洗濯物を乾燥機に入れ替える手間がかかりますが、洗濯時間が短いので手軽に洗えます。

できるだけ早く毛布を洗いたい方や、クリーニングより手軽に洗濯したい方にコインランドリーはおすすめです。

4. 毛布がふわふわな仕上がりになる

コインランドリーで毛布を洗うとふわふわな仕上がりになります。

乾燥機で毛布を回転させながら、全体に温風を当てることで繊維を立たせられるためです。

冬〜春の天日干しだと、温度が20〜25℃ほどのため、繊維を立たせるほど温風を当てることが難しくなります。

また、片面ごとに太陽光や温風に当てるため、まんべんなくふわふわな仕上がりにするには、時間を要するでしょう。

乾燥機だと50分ほどで毛布をふわふわにできるため、非常に効率的だといえます。

毛布をコインランドリーで洗うときに失敗しないポイント

毛布をコインランドリーで洗うときに失敗しないポイント

毛布をコインランドリーで洗うときに失敗しないポイントを、以下の2つ説明します。

  • 汚れが外側を向くように入れる
  • 高温で長時間乾燥させすぎない

ひとつずつご覧ください。

汚れが外側を向くように入れる

コインランドリーで毛布を洗うときに失敗しないためには、汚れが外側を向くように入れることが重要です。

汚れが外側を向くように蛇腹状に折りたたむと、洗剤や水が汚れている部分に行き届きます。

一方、毛布の汚れが内側にある状態だと、水ですすぎにくくなり、きれいに仕上がらなくなる可能性があるでしょう。

そのため、洗濯機を使用する際には汚れが外側を向くように入れてください。

高温で長時間乾燥させすぎない

毛布を乾燥させるときには、高温で長時間乾かすのは避けましょう。

毛布の生地は、綿やポリエステル、化学繊維などです。これらの生地を高温で乾燥させると、毛玉がでたり、縮んだりしてしまう可能性があります。

乾燥機の温度は60℃(中温)くらいに設定するのがベストです。温度調整ができる乾燥機であれば、低温設定にすることがポイントです。

温度を調整できないならば、短時間で一時停止をして、こまめに毛布の向きを変えて、全体に温風が当たるようにしましょう。

毛布をコインランドリーで洗うときのよくある質問

毛布をコインランドリーで洗うときのよくある質問

毛布をコインランドリーで洗うときのよくある質問に答えます。

  • 毛布はネットなしで洗濯できますか?
  • コインランドリーではどのような素材の毛布を洗えますか?
  • 毛布を洗う頻度はどのくらいがいいですか?

疑問点をなくしてコインランドリーを使用するときに悩まなくてよいようにしましょう。それぞれ順番に紹介していきます。

毛布はネットなしで洗濯できますか?

毛布は洗濯ネットなしで洗うことが可能です。ただし、洗濯ネットなしで洗うと、型崩れや摩擦による破損につながる恐れがあります。

たとえば、洗濯槽の隙間に毛布が挟まれば、毛が取れてしまうかもしれません。

洗濯ネットには、衣類同士の摩擦を防ぎ、毛玉の発生を抑えたり、色移りや型崩れを防ぐ役割があります。

毛布を破損させないためにも、洗濯ネットに入れるのがおすすめです。

コインランドリーではどのような素材の毛布を洗えますか?

コインランドリーで洗える毛布の素材は、以下の通りです。

  • アクリル
  • ポリエステル
  • マイクロマティーク
  • 綿

上記のような素材の毛布は、コインランドリーで洗えることがほとんどです。

ただし、シルクやキャメル、カシミヤのような素材は、デリケートなので水洗いができません。

毛布を洗う前に洗濯表示を確認して、洗えるのかどうかを確かめましょう。

毛布を洗う頻度はどのくらいがいいですか?

毛布を洗う頻度に明確な決まりはありません。

ただし、少なくとも1シーズンに1回、清潔に保つならば月に1回洗濯するのが理想的です。

厚生労働省の「旅館業における衛生等管理要領」には、毛布はひと月に1回以上、その中心部の温度をおおむね60℃で30分間ほど加熱乾燥するのが望ましいと記載されています。

そのため、毛布を常にきれいに使いたい方は、月に1回洗いましょう。

まとめ

まとめ

本記事ではコインランドリーでの毛布の洗い方を解説しました。

毛布を洗う際には、ほこりを落とし、洗濯ネットに入れることがポイントです。また、洗濯表示や洗濯機器の容量を確認して、そもそも洗ってよいのかも確認しましょう。

コインランドリーで毛布を適切に洗うことで、雑菌を除去し、生乾き臭を防ぎます。エレクトロラックス・プロフェッショナルでは、羽毛布団や毛布の洗い方のような生活のTipsを発信しています。

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