「羽毛布団はコインランドリーで洗えるの?」
「コインランドリーの料金は?」
このような疑問を抱えているのではないでしょうか?
羽毛布団は暖かいため、冬に大活躍します。
しかし、春先になると、どうやって洗おうか悩む方がしばしばいます。
そのような悩みを抱えている方には、コインランドリーで洗うことがおすすめです。
そこで本記事では、コインランドリーで羽毛布団を洗う際に気になる以下のようなポイントを紹介します。
- 羽毛布団を洗う方法
- 料金や時間
- メリットとデメリット
- 失敗しないコツ
本記事を読むと、羽毛布団の正しい洗い方がわかり、キレイに使い続けることにつながるでしょう。
羽毛布団の洗い方がわからない方は、ぜひご覧ください。
コインランドリーで羽毛布団を洗濯・乾燥するべき理由
羽毛布団を洗濯・乾燥すべき理由は、以下の通りです。
- 汗や皮脂汚れを落とす
- 菌や臭いを除去する
しかし、上記を行うだけならば、コインランドリーでなくても可能です。
では、なぜコインランドリーで羽毛布団を洗濯・乾燥すべきなのかを説明します。
大前提として、羽毛布団は家庭用の洗濯機でも洗えます。
ただし、羽毛布団が入るほど大きい洗濯機や、強力な乾燥システムが搭載されている乾燥機が必要です。
羽毛布団はシングルサイズで横150cm×縦210cm、キングサイズで横230cm×縦210cmほどのサイズなので、自宅の洗濯機が対応しているか確認してみてください。
また、家庭用の洗濯機には業務用ほど強力な乾燥システムが搭載されていない可能性があり、乾かすのに時間がかかる可能性があります。
乾燥が不十分だとカビや臭いが発生するため、コインランドリーを利用したほうが安心できるでしょう。
コインランドリーでの羽毛布団の洗い方のポイント
コインランドリーでの羽毛布団の洗い方のポイントは、以下の2つです。
- 羽毛布団の洗濯表示を確認する
- 洗濯機・乾燥機のサイズを確認する
それぞれ順番に見ていきましょう。
羽毛布団の洗濯表示を確認する
羽毛布団を洗うときは、まず洗濯してもよい素材なのかを確認する必要があります。
そこでチェックするのが「洗濯表示」です。
洗濯表示を確認すると、毛布布団の洗濯・乾燥の可否や条件がわかります。
以下の画像は消費者庁が提示する洗濯表示の一覧です。
たとえば、画像の「家庭洗濯」の一番上の表示を見ると、桶に水が入っていて40と書いてあるマークがあります。
このマークは「水温40℃を限度とし洗濯機で洗える」ことを意味します。
このように羽毛布団のタグには洗濯の条件に関する表示が記載されていますので、洗う前に確認することが大切です。
洗濯機・乾燥機のサイズを確認する
羽毛布団を洗濯機・乾燥機に入れる前に、サイズが合っているかを確認する必要があります。
そもそも、コインランドリーの洗濯機だからといって、毛布や布団を多く入れて洗えるという訳ではありません。
洗濯物を多く入れすぎてしまうと、十分に洗濯・乾燥ができず、菌が除去できなかったり、生乾き臭が残ったりします。
では、どの程度の洗濯物を入れてよいのかというと、洗濯機・乾燥機によって異なるため、一概にはいえません。
洗濯機のパネルに容量が表示されていることが多いため、洗濯をする前に確認することが重要です。
コインランドリーで羽毛布団を洗うときの料金・時間
コインランドリーで羽毛布団を洗う際のポイントがわかったら、その料金と時間についても把握しておきましょう。
ここでは洗濯・乾燥にわけて、それぞれの料金・時間を紹介します。
順番にご覧ください。
羽毛布団をコインランドリーで洗濯する場合
羽毛布団でコインランドリーを洗濯する場合、その料金と時間の目安は以下の通りです。
- 料金:500〜600円(税込み)
- 時間:30〜40分
羽毛布団を2枚セットで洗濯するときは、時間は変わりませんが、料金が700〜900円ほどに増えます。
ただし、上記の料金と時間はあくまで目安のため、コインランドリーの店舗によって異なることに留意しましょう。
羽毛布団をコインランドリーで乾燥する場合
羽毛布団をコインランドリーで乾燥する場合、その料金と時間の目安は以下の通りです。(7kgを想定)
- 料金:900円(税込み)
- 時間:80分
小さいサイズ(シングルサイズ)でも、横150cm×縦210cmほどある羽毛布団の羽根の一つひとつを乾かす必要があります。
Tシャツやジーンズなどを乾かすのに比べて、時間がかかることを覚えておきましょう。
また、乾燥機によって料金や時間は異なります。余裕を持ってコインランドリーを利用してください。
コインランドリーで羽毛布団を洗うメリット
コインランドリーで羽毛布団を洗うメリットも把握しておきましょう。
そのメリットは、以下の3つです。
- 除菌や消臭が期待できる
- クリーニングよりも安くて早く洗える
- ふわふわの仕上がりになる
順番に見ていきましょう。
1. 除菌や消臭が期待できる
コインランドリーで羽毛布団を洗うと、除菌や消臭が期待できます。
コインランドリーの乾燥機の温度は、天日干しよりも高温のため、布団のダニやカビなどを駆除できるでしょう。
- 乾燥機:80℃以上
- 夏場の天日干し:35℃ほど
一般的にカビは80℃、ダニは50℃以上の温度になると死滅するといわれています。
そして、カビやダニなどの雑菌を死滅させられると、生乾き臭が発生しにくくなります。
高温の乾燥機で乾かすことで消臭も期待できるのです。
参考:
福島県|ダニを増やさないために
文部科学省|カビ対策マニュアル 基礎編
2. クリーニングよりも安くて早く洗える
コインランドリーで羽毛布団を洗うメリットの2つ目は、クリーニングよりも安くて早いことです。
以下は羽毛布団を1枚洗うときの料金と時間の目安を比較した表です。
種別 | 料金(税込み) | 時間 |
---|---|---|
コインランドリー | 約1,500円(洗濯&乾燥) | 約2時間 |
クリーニング | 約3,000〜6,000円 | 約10日間 |
※地域や店舗によって料金や時間は異なります。
クリーニングで羽毛布団を洗濯・乾燥させる場合、コインランドリーの約2〜4倍の料金で、10日程度の日数がかかります。
このため、クリーニングと比較した場合、コインランドリーでは羽毛布団をお手軽に洗濯・乾燥することが可能です。
3. ふわふわの仕上がりになる
コインランドリーで羽毛布団を洗うと、ふわふわな仕上がりになります。
高温で乾燥させると、羽毛に含まれた湿気が飛ばされ、ふんわり感が戻ります。
濡れて小さくしぼんだ羽毛が、ふわりと広がり空気を包み込むためです。
天日干しでも、片面1時間ほどの乾燥でふんわり感は戻ります。
しかし、羽毛布団の側生地(中身を覆う布地)は綿やポリエステルでできているケースが多く、長時間の紫外線にさらすと劣化することがあります。
そのため、コインランドリーの乾燥機でふわふわにすることが可能です。
コインランドリーで羽毛布団を洗うデメリット
コインランドリーで羽毛布団を洗うデメリットがわかると、利用すべきかどうかの判断をしやすくなります。
デメリットは以下の2つです。
- コインランドリーまで羽毛布団を運ぶ必要がある
- 洗濯と乾燥に時間がかかる
それぞれ解説していきます。
1. コインランドリーまで羽毛布団を運ぶ必要がある
羽毛布団をコインランドリーで洗うデメリットは、運ぶのに手間がかかることです。
まずは羽毛布団の大きさと重さを見ていきましょう。
種別 | 大きさ | 重さ |
---|---|---|
シングルサイズ | 横150cm×縦210cm | 約1.3kg |
セミダブルサイズ | 横170cm×縦210cm | 約1.6kg |
ダブルサイズ | 横190cm×縦210cm | 約1.8kg |
クイーンサイズ | 横210cm×縦210cm | 約2.0kg |
キングサイズ | 横230cm×縦210cm | 約2.2kg |
コインランドリーを利用する場合、少なくとも横150cm×縦210cmもあり、かさばりやすい羽毛布団を運ばないといけません。
自宅からコインランドリーが遠かったり、移動手段が限られたりする方にとっては、大きな負担になるでしょう。
2. 洗濯と乾燥に時間がかかる
2つ目のデメリットは、洗濯と乾燥に時間がかかることです。
コインランドリーでの羽毛布団の洗濯・乾燥時間は以下の通りです。
- 洗濯:約40分
- 乾燥:約80分
クリーニングや自宅での洗濯・乾燥に比べると、はるかに時間を抑えられます。
しかし、一度利用すると2時間ほど待つ必要があるため、忙しい方にとっては利用するのが難しくなるでしょう。
コインランドリーを利用するときは、時間に余裕を持たせたり、空き時間を有効活用したりすることが大切です。
コインランドリーでの羽毛布団の洗濯で失敗しないコツ
コインランドリーの洗濯機で羽毛布団を洗うときは、ただ入れればよい訳ではありません。
羽毛布団を入れて洗うだけだと、しっかりと洗濯できなかったり、破損につながったりするでしょう。
そこで本章では、コインランドリーでの羽毛布団の洗濯で失敗しないコツを、以下の3つ紹介します。
- 羽毛布団のほこりを落とす
- 羽毛布団のカバーを外す
- 羽毛布団を洗濯ネットに入れて洗う
それぞれのポイントを押さえておきましょう。
羽毛布団のほこりを落とす
コインランドリーで羽毛布団を洗う前には、ほこりを落とす必要があります。
ほこりが水に濡れて、布団に付着する可能性があるためです。
羽毛布団を洗濯機に入れる前に、叩いたり掃除機で吸ったりして、小さなほこりを除去しましょう。
ほこりがない状態で洗濯すると、きれいな仕上がりになります。
羽毛布団のカバーを外す
コインランドリーで羽毛布団を洗う前には、カバーを外しておくことが重要です。
その理由は、以下の2つです。
- 汚れが落ちにくくなる
- 十分な乾燥ができなくなる
汚れが落ちないと洗濯をする意味がありません。
乾燥が不十分になるとカビやダニを除去できず、生乾き臭が発生する恐れがあります。
また、羽毛に湿気が残ってしまい、ふわふわな仕上がりになりません。
このような失敗をしないためにも、羽毛布団の洗濯・乾燥ではカバーを外しておく必要があります。
羽毛布団を洗濯ネットに入れて洗う
羽毛布団の洗濯で失敗しないためには、洗濯ネットに入れて洗うのもポイントです。
洗濯ネットに羽毛布団を入れると、摩擦やねじれによる布団の破損や型崩れを防げるためです。
ただし、ただ洗濯ネットに羽毛布団を入れるだけではいけません。
できるだけ汚れが外側になるよう、蛇腹状に折りたたんで入れることが大切です。
そうすることで、洗剤や水が十分に行き届き、汚れが落ちやすくなります。
羽毛布団の破損や型崩れを防ぎ、長く使い続けるためにも、洗濯ネットを忘れずに使用してください。
コインランドリーでの羽毛布団の洗濯に関するよくある質問
コインランドリーでの羽毛布団の洗濯に関するよくある質問にお答えします。
よくある質問は以下の2つです。
- 羽毛布団が臭い原因は?
- 羽毛布団がぺちゃんこになる原因は?
それぞれ解説していきます。
羽毛布団が臭い原因は?
羽毛布団が臭くなる原因は、主に以下の3つです。
- 油脂や汚れが落ちにくいフェザーが多く含まれている
- 加工段階での洗浄が不十分になっている
- 乾燥が不十分で雑菌が残っている
羽毛布団には、フェザー(羽根)とダウン(綿羽)が含まれています。
このうち、フェザー中央の軸は、油脂や汚れが落ちにくいとされています。
そのため、フェザーが多く含まれている場合は、臭くなりやすいです。
また、羽毛が採取されたときは油分が多く残っています。
そこで加工時の洗浄が不十分だと、羽毛布団に獣臭さが残る可能性があるでしょう。
さらに、洗濯時の乾燥が不十分だと雑菌が残り、生乾き臭の原因になります。
羽毛布団がぺちゃんこになる原因は?
羽毛布団がぺちゃんこになる原因は、羽毛が広がっていないことです。
羽毛が広がるようにするためには、洗濯時に柔軟剤を使用しないことが大切です。
柔軟剤を使用すると、羽毛同士がくっつき、そのまま固まってしまうことがあります。
羽毛がくっついたまま固まると、ふわふわ感がなくなり、ぺちゃんこになってしまうのです。
まとめ
羽毛布団をコインランドリーで洗うときには、洗濯表示と洗濯機・乾燥機のサイズを確認することが大切です。
また、洗うときにほこりを落としたり、カバーを外したりすると、失敗しにくいでしょう。
しかし、羽毛布団の洗い方がわかっても、どこのコインランドリーで洗濯すればよいのかわからない方も多いでしょう。
エレクトロラックス・プロフェッショナルでは、羽毛布団が洗える洗濯機・乾燥機を、全国のコインランドリーに提供しています。
しっかりとした洗浄力と高温の乾燥で、羽毛布団をふわふわに仕上げます。
ぜひ、お近くのコインランドリーでエレクトロラックス・プロフェッショナルの洗濯機・乾燥機を探してみてください。