「コインランドリーでカーテンは洗えるの?」
「カーテンを乾燥機にかけていいの?」
このような疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか?
カーテンには、ほこりや油汚れ、花粉などがついていることがあり、放っておくと健康に害を与える可能性があります。
ただし、洗濯の重要性がわかっていても、その洗い方がわからない方もいるでしょう。
そこで本記事では、カーテンのコインランドリーでの洗濯・乾燥の方法や料金・時間、洗うときの注意点などを解説します。
カーテンを破損させずに洗う方法も述べていますので、ぜひ最後までお読みください。
カーテンが汚れる原因
カーテンの美しさを保つためには、汚れの原因を把握して対策することが大切です。
以下に汚れの種類と原因を表でまとめました。
汚れの種類 | 汚れの特徴 |
カビ | 外気と室内の温度差による結露でカビが生じる。 カーテンが黒ずむ可能性がある。 |
ほこり/ちり | 室内に発生するほこりやちりが静電気によりカーテンにつく。 |
花粉 | 窓を開けると静電気によりカーテンに花粉がつく。 |
手垢/皮脂 | カーテンを開閉するときに手垢や皮脂がつく。 放置しておくと黒ずむ可能性がある。 |
タバコのやに | 喫煙の習慣があると、カーテンに「やに」が付着する。 カーテンが黄ばむ可能性がある。 |
ダニ | カーテンにほこりや手垢、皮脂などがつくとダニが発生する可能性がある。 |
これらの汚れを取るためには、コインランドリーでカーテンを洗うことも検討しましょう。
カーテンをコインランドリーで洗濯する頻度
カーテンをコインランドリーで洗濯する頻度は、年に1〜3回がおすすめです。
- 厚手のカーテン:年に1回
- レースカーテン:年に2〜3回
花粉シーズンや大掃除のあと、季節の変わり目などが適切なタイミングです。花粉やほこりが付着したカーテンを放置すると、健康によくない可能性があります。
年に1〜3回はコインランドリーで洗濯して、清潔にしましょう。
カーテンをコインランドリーで洗濯する5つの手順
カーテンをコインランドリーで洗濯する手順がわかると、失敗せずにきれいに仕上げられます。
カーテンを洗う手順は、以下の5つです。
- カビやほこりを事前に落とす
- カーテンのフックを取り外す
- カーテンを洗濯ネットに入れる
- カーテンを洗濯機に投入する
- 洗濯後はできるだけ早く取り出す
それぞれ順番に見ていきましょう。
1. カビやほこりを事前に落とす
カーテンをコインランドリーで洗濯する前に、カビやほこりを落とす必要があります。洗濯後に汚れが残る可能性があるためです。洗濯だけだと、ほこりがカーテンにこびりついたり、カビが取れなかったりする場合があります。
カビは、中性洗剤や重曹水などをスプレーで吹きかけ、ブラシやタオルで擦ると取ることが可能です。ほこりは、衣類用ブラシや粘着クリーナー(コロコロ)などを使用すると落とせます。
できるだけ汚れがない状態にすると、洗濯でカーテンがきれいに仕上がるでしょう。
2. カーテンのフックを取り外す
洗濯前にフックを取り外さないと、生地に引っかかってカーテンが破れてしまいます。また、フックにはプラスチック素材もあり、洗濯時に折れてしまうこともあるでしょう。
フックはカーテンの生地にある穴に差し込まれているだけなので、上方向に向かって抜くだけで取り外せます。
その数は、おおよそ4〜18個(100cm=7〜9個が目安)ほどです。コインランドリーの洗濯で失敗しないために、フックはすべて取り除きましょう。
3. カーテンを洗濯ネットに入れる
カーテンの汚れを落とし、フックを取り外したら、洗濯ネットに入れます。カーテンのひだに合わせて、蛇腹状に折りたたんで入れることがポイントです。
カーテンを丸めたり、乱雑に入れたりすると、洗剤がカーテン全体に行き渡りにくくなります。蛇腹状にして入れると、洗剤水に接している面積が広くなり、カーテン全体に満遍なく浸透します。
また、ひだに合わせて折りたたむと、シワも発生しにくくなるでしょう。
4. カーテンを洗濯機に投入する
カーテンを洗濯ネットに適切に入れたら、洗濯機に投入します。
洗濯機はカーテン専用のものではなく、布団やカーペットを洗える大型タイプがよいでしょう。カーテンが小さい場合、一般的な衣類を洗うサイズで問題ありません。
カーテンには落としきれない汚れや花粉が付着している可能性があるため、単体で洗濯するのがおすすめです。
洗濯機には洗剤や柔軟剤を、自動投入できるタイプと、手動投入できるタイプがあります。自動投入だと、洗剤と柔軟剤を持ち運ばなくてもよいので、非常に便利です。
5. 洗濯後はできるだけ早く取り出す
カーテンが洗い終わったら、できるだけ早く取り出しましょう。
洗濯物に水分が残っていると、モラクセラ菌が増殖し、排泄物を出すため生乾き臭につながります。生乾き臭を防ぐためには、洗濯機から早く取り出して乾燥させることが重要です。
また、コインランドリーに洗濯物を放置すると、他の利用者が洗濯機を使えません。周囲に迷惑をかけないためにも、洗濯物はできるだけ早く取り出す必要があります。
コインランドリーで洗ったカーテンを乾燥させる方法
コインランドリーで洗ったカーテンは、自然乾燥させる必要があります。
具体的なやり方は、以下の2つです。
- カーテンレールに干す
- 物干し竿に干す
カーテンレールに干す場合、半乾きの状態でつけてしまい、そのまま乾燥を待ちましょう。水滴が床に落ちることがあるため、タオルや新聞を床に敷いておくのがおすすめです。また、窓を開けておくと湿気が部屋に籠らないため、早く乾きます。
物干し竿に干す場合は、2本使ってM字干しするのが効果的です。空気に当たる面が大きくなり、水滴もM字の角部分に集まるため、乾きやすくなります。
カーテンをコインランドリーで洗う際の値段・時間
カーテンをコインランドリーで洗う際の値段と時間がわかると、失敗せずに洗濯できます。本章ではエレクトロラックス・プロフェッショナルの洗濯機を参考に、値段と時間をそれぞれお伝えします。
値段
カーテンを洗うときの洗濯機の値段の相場は、300〜1,500円です。
- 5~10kg:300~500円
- 11~16kg:500~800円
- 17~24kg:1,000~1,200円
- 25~32kg:1,100~1,500円
洗濯機のサイズで値段は異なります。大きなカーテンを洗う場合、大型の洗濯機を使用するため、値段が高くなります。小さいカーテンだと、5〜10kgの洗濯機でも問題ありません。
ただし、店舗によっても値段は異なるため、近くのコインランドリーを数店舗チェックするとよいでしょう。
関連記事:コインランドリーの料金はどのくらい?安く利用する5つのコツも解説
時間
カーテンの洗濯にかかる時間は、約65〜70分です。
- 洗濯機の選定・準備:5〜10分
- 洗濯:60分
カーテンは自然乾燥が望ましく、その時間を含めると夏季で3〜5時間、冬季で1日ほどかかる可能性があります。また、レースカーテンよりも、厚手のカーテンのほうが洗濯の時間はかかります。
関連記事:コインランドリーの所要時間はどのくらい?待ち時間の過ごし方も解説
カーテンをコインランドリーで洗うときの注意点
カーテンをコインランドリーで洗うときは、以下の3点に注意しましょう。
- カーテンを洗う前に洗濯表示を確認する
- カーテンをネットなしでは洗わない
- カーテンを乾燥機で乾かしてはいけない
注意点がわかると、カーテンの洗濯で失敗しにくくなります。破損を避けるためにも、必ずチェックしましょう。
1. カーテンを洗う前に洗濯表示を確認する
カーテンを洗う前に洗濯表示を確認することが重要です。
洗濯表示とは、洗濯や乾燥などの取り扱いに関する案内です。洗濯表示を確認すると、そのカーテンが洗濯機や乾燥機にかけてよいか判断できます。
出典:消費者庁|新しい洗濯表示
たとえば、カーテンを乾かしたい場合は「タンブル乾燥」の列の表記に注目しましょう。カーテンのタブに「タンブル乾燥NG」の表示があれば、乾燥機にかけてはいけません。
洗濯機に入れる前に洗濯表示を理解して、正しく取り扱うことが大切です。
2. カーテンをネットなしでは洗わない
カーテンをネットなしで、洗わないように注意する必要があります。
ネットに入れずにカーテンを洗濯すると、生地が洗濯機に引っかかり傷ができる可能性があります。また、洗濯槽でカーテンが乱雑になってしまい、洗濯後にシワだらけになるでしょう。
その結果、カーテンの仕上がりがきれいでなくなる恐れがあります。洗濯後の仕上がりをきれいにするために、カーテンをネットに入れて洗うことが重要です。
3. カーテンを乾燥機で乾かしてはいけない
カーテンは乾燥機で乾かさずに、自然乾燥させるのが理想です。
コインランドリーの乾燥機は温度が高いため、以下のようなリスクがある可能性があるためです。
- 生地が縮む
- シワができる
- 風合いが変わってしまう
- UVカットや遮光性などの機能が損なわれる
カーテンを傷めないために、洗濯後は乾燥機に入れず、そのまま家に持ち帰る必要があります。自宅で自然乾燥させて、乾かすようにしましょう。
コインランドリーでカーテンを洗う際のよくある質問
コインランドリーでカーテンを洗う際のよくある質問に回答します。
よくある質問は以下の通りです。
- カーテンはコインランドリーで何枚洗えますか?
- カーテンは何コースで洗えばよいですか?
- 遮光カーテンは洗濯できますか?
カーテンを洗う際の疑問点をなくして、スムーズに洗濯できるようにしましょう。
1. カーテンはコインランドリーで何枚洗えますか?
コインランドリーでカーテンは1枚ずつ洗うことがおすすめです。
花粉やほこり、カビがついているケースがあり、他の衣類と一緒に洗うと、汚れが移ってしまう恐れがあるためです。
複数のカーテンを一緒に入れてもいけません。カーテン同士が絡まって生地にダメージを与えてしまう可能性があります。
カーテンは単体で洗うように心がけましょう。
2. カーテンは何コースで洗えばよいですか?
カーテンは「毛布コース」や「手洗いコース」で洗うのが望ましいでしょう。
毛布コースは、洗濯槽をゆっくりと回転させて、毛布や衣類を傷めずに洗うコースです。手洗いコースは、洗濯槽の動きを小さくして、手洗いのように洗えるコースです。
2つともデリケートな衣類を洗うときに適しています。カーテンを強く洗うと、破損につながる可能性があるため、優しく洗濯するコースが適しています。
3. 遮光カーテンは洗濯できますか?
遮光カーテンはコインランドリーの洗濯機で洗濯できます。
ただし、カーテンによっては洗えない可能性がありますので、洗濯前には洗濯表示を確認する必要があります。
また、強く洗ってしまうと機能が損なわれたり、破損したりする恐れがあるでしょう。毛布コースや手洗いコースなどで洗濯することがポイントです。
まとめ|エレクトロラックス・プロフェッショナルのコインランドリーをご利用ください
コインランドリーでカーテンを洗うときは、ほこりやカビを取り除き、フックを外して、ネットに入れてから洗濯する必要があります。洗濯するときは、毛布コースや手洗いコースを選択して、カーテンを優しく洗うようにしましょう。
まずは、コインランドリーの洗濯機に、カーテンに適したコースがあるかを確認することがポイントです。稀に機材が古くなっており、カーテンの洗濯に適したコースがないこともあります。
そのような場合は、エレクトロラックス・プロフェッショナルのコインランドリーをご利用ください。大型のカーテンを洗える洗濯機が設置されている店舗が多く、仕上がりもきれいになります。
ぜひこちらより店舗をご確認ください。