「コインランドリーを経営してみたいけど、日々の運営・管理をどうすればいいのか分からなくて不安……」
こうしたお悩みをお持ちの方に、今回はコインランドリーオーナーとして働く際の作業内容を詳しくお伝えします。加えて、より手間をかけずに経営を行うために活用したいサービスなどもご紹介。コインランドリービジネスに興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。
あなたはどっちを目指す?コインランドリーオーナーの働き方2パターン
コインランドリーを経営するオーナーの働き方は大きく2種類に分かれます。「すべての運営・管理を自分でやる」タイプと、「運営・管理業務を外注化する」タイプの2種類についてご紹介します。
自分がしっかりお店の運営・管理に関わりたいタイプ
自ら手を動かし、店舗の運営・管理までを行う経営タイプです。メリットはなんと言っても経費を除いた売上のほとんどがご自身の収入となる点。さらに、実際のお客さまとふれ合うことによってユーザーニーズも掴みやすくなるでしょう。もちろん、事業自体が地域に貢献しているという“やりがい”も感じられるはずです。
一方で、前述もしたとおり、コインランドリーの運営・管理は少なくない手間がかかります。清掃ひとつとっても、多くの作業が必要です。具体例としては、以下のような清掃を行わなくてはなりません。
●乾燥機のフィルター清掃
乾燥機のフィルターにホコリが溜まると機器の効率が低下するほか、火事の原因などにつながる可能性があります。
●洗濯機のドラム清掃
洗濯物を入れるドラム部分にも汚れが溜まります。こちらは、除菌スプレーを拭きかけて拭き取るといった清掃が必要です。
●機器の持ち手や窓の拭き掃除
洗濯機や乾燥機の持ち手は人の手が触れる部分です。指紋や手垢などが付きやすいため、アルコールを含んだ布で拭き取るようにしてください。
●テーブル、床の清掃
ランドリー機器以外にも、室内に設置されたものの清掃を行います。
上記の清掃は基本的に毎日行うべきと言えるでしょう。汚れなどが溜まってしまうと不衛生な印象となってしまい、お客さまに対して悪い印象を与えてしまう可能性があります。それが原因で、客離れが起こっても不思議ではありません。
加えて、定期的な集金も必要になります。頻度を少なくすれば手間自体は減りますが、大金が店舗に置かれた状態になるため盗難等を考えた場合のリスクが高まります。一般的には、月に3回程度の回収が目安です。
投資対象として、運営・管理は極力省力化したいタイプ
コインランドリーを投資対象として扱い、店舗の運営・管理を外注化するメリットは、なんと言っても手間がかからないことです。本業を持ちながら副業としてコインランドリービジネスに乗り出す場合は、こちらの手法からはじめられることをおすすめします。
具体的な方法はいくつか考えられますが、まずは清掃や集金業務をアルバイトに委託したと仮定してみましょう。毎日の1時間の清掃に加え、月に3回の集金をお願いした場合、かかる人件費は3万円程度です。売上を考えれば、そこまで大きな出費ではありません。
しかし、個別に雇い入れたアルバイトの場合には売上金の横領といったリスクも考えられます。とくに一人だけの作業になった場合、その危険性はより高まるでしょう。こうした不安があるのであれば、コインランドリーの運営・管理を専門に行う業務委託サービスを活用するのがおすすめです。
業務委託を使ってどこまで効率化できるのか
「運営・管理に関わる負担を減らしつつ、安心して業務を任せたい」というオーナーのニーズに対応する、コインランドリーの運営・管理サポートを行う業務委託サービスもあります。
■カスタマーサポート
コインランドリー利用者からの問い合わせに対して、365日稼働の電話対応サービスを用意するサービスです。トラブル発生時でも確実に対応が行えるため、お客さまからのロイヤリティ向上につながります。
■日常業務代行
床のモップ掛けや乾燥機フィルターの清掃、室内のゴミ捨てといった毎日の清掃に加え、月に4回の集金と月に1回の送金・釣り銭補充といった集金業務、洗剤交換業務をサポートするサービスです。オーナーの日常業務の負担を軽減します。
■防犯セキュリティ
警備会社と連携する形で、機械警備や防犯カメラの設置など、セキュリティ機器・体制を導入できるサービスです。
まとめ
今回は2種類の運営パターンをご紹介しました。実際には、集金業務はオーナーが行い、それ以外の清掃等を業務委託サービスに任せるといった方法もあります。ご自身がどれだけ店舗の運営・管理に手間をかけられるのか? そのときの費用対効果は? など、具体的な工数や時間などをシミュレートしたうえで、どのように業務を簡略化するのがよいのかを考えるようにしてみてください。