ヘアカットと同時に家事もこなす、新時代のマルチタスク型コインランドリー

日本ではカフェ併設型コインランドリーの人気が高まっており、店舗数が過去20年で2倍の1500店に増加しています。

その背景には、コインランドリーで洗濯をしている間にカフェで仕事をしたり、リフレッシュして「時間を有効に活用したい」という女性から支持があるようです。

「ヘアサロンハル」は、カフェだけでなく美容院が併設されたコインランドリーです。

「第4回コインランドリー店アワード」では、最優秀賞に輝きました。

受賞理由は「美容院×コインランドリーという、時間の有効活用を提案するアイディアが先駆的だった」というものでした。

さらに、「ヘアサロンハル」は日本の洗濯事情を特集した米有力経済紙「ウォールストリート・ジャーナル」に掲載され、ヘアカットと同時に家事もこなせることが「女性の社会進出に貢献している」と大きな評価を受けました。

美容院併設型コインランドリー誕生の秘話

「ヘアサロンハル｣の創業70余年。元々は現在の代表である濱田さんのお祖母さんが美容院を経営していました。

お客様やスタッフは主婦が多く、濱田さんは毎日のように主婦ならではの「美容院に関する悩み」に触れてきました。

例えば、忙しい主婦は美容院でゆっくり出来ても、家に戻ると山のような家事や仕事が待っています。

子供のカットに付き添っている時間も出来れば有効に使いたいもの。

美容院で働いているスタッフも、仕事をしている間に少しでも家事が片付けば家での時間にゆとりが生まれます。

そこで、代表の濱田さんは「コインランドリーがあれば、お客様が髪を綺麗にしている間や、スタッフの勤務中に家事がひとつ終わる」とひらめき、敷地内にコインランドリーを作りました。

「洗濯さえできればそれでいい」という固定概念を覆す快適空間

｢ヘアサロンハル｣の２階にはカフェ｢はま茶｣があり、その敷地内に洗濯乾燥機と乾燥機の計６台を備えた10坪のコインランドリーが併設されています。

地球環境に配慮したものづくりを提唱するスウェーデンのエレクトロラックス・プロフェッショナル｣の機器はスタイリッシュでとってもお洒落。高性能のガス乾燥機でふかふかに仕上がります。

美容院もコインランドリーも清掃は徹底しており、清潔で気持ちよく過ごせます。

洗濯バスケットもアメリカ製の深型ステンレスで見た目も良く、機能性は抜群で動作もとってもスムーズ。

インテリアにもこだわりがあり、洗練された心地よい空間に音楽も流れているのでゆったりした雰囲気でくつろげます。

雑誌が読みたいときは、美容院スペースに声をかけて借りることもできますし、カフェでコーヒーやお菓子を購入して、外のベンチでのんびりすることも可能です。

敷地内はWi-Fiが使えるので、待ち時間にパソコンを開いて仕事や趣味を楽しむことができます。

コインランドリーで洗濯している間に、美容院で綺麗になったり、仕事をしたり、カフェでくつろいだり。

「ヘアサロンハル」のコインランドリーで過ごす時間は、今までの「洗濯さえできればそれでいい」という固定概念を大きく覆します。

ヘアカットや仕事、リフレッシュしながら家事もこなす「ヘアサロンハル」が提案するビジネスモデルは、新しい時代のマルチタスク型コインランドリーとして高い評価を得ることでしょう。